このたび日本描画テスト・描画療法学会第35回大会を2026年9月12日(土)と13日(日)の2日間にわたり、東北大学星陵キャンパス(宮城県仙台市青葉区)にて開催することとなりました。
本学会の大会を東北の地で開催するのは2005年の第15回大会以来、21年ぶり2回目となります。
本大会のテーマは、「災害と子どもと描画」としました。
開催年の今年2026年は、2011年3月11日に起きた「東日本大震災」から15年目にあたります。開催地の宮城県は、当日震度6強の揺れと、その後の大津波によって沿岸地区を中心に大きな被害がもたらされました。宮城県では9544人が亡くなり、今も1213名の方の行方がわかっておらず、15年経っても各地に震災の大きな爪痕が残っています。
当時私は仙台の北東にある宮城県内第二の規模の港町である石巻市によく通いました。避難所で子どもたちの遊び場を作りたいと考えていた方と出会い、避難している子どもたちに絵を用いた遊びを提供するボランティア活動を支援しました。その活動を立ち上げたのが被災者であり画家でもある柴田滋紀さんです。柴田さんは現在も活動を続けており、近年はフランスで子どもたちとの絵画ワークショップを開いています。
大会2日目の13日(日)の午後には、柴田さんを招き「災害と子どもと描画」についてご講演をいただきます。災害により日常を奪われた子どもたちに絵を介してかかわり続けることの意味について皆さんとともに再考したいと思います。
大会1日目の12日(土)には、例年通り認定描画療法士資格認定研修会と多彩な領域のワークショップを用意しております。
運営事務局一同は、15年前に大きな災害を経験した地で大会を開催することに思いを馳せて準備を進め、皆様の参加をお待ちしております。
ぜひ仙台にお越しいただき、研究成果の発表や意見や情報の交換をして学びを深めていただきたいと思います。
会場は東北大学の星陵キャンパスで、飛行機や新幹線での移動など交通アクセスは抜群です。仙台市内には宿泊施設や仙台ならではの山海の美味しい食材を使った食事を提供するお店もたくさんあります。
皆様のご参加をお待ちしております。仙台でお会いしましょう。
日本描画テスト・描画療法学会 第35回大会会長
東北大学大学院医学系研究科 小児看護学分野
塩飽 仁(しわく ひとし)