論文が学会誌に掲載されました

2011年10月17日

日本看護学研究学会雑誌に共同研究の論文が掲載されました。

外来で採血を受ける3歳から6歳の子どもとその保護者を対象に,採血中の子どもが示した対処行動をもとに非効果的群と効果的群に分類し関連要因を比較検討したところ,非効果的群は効果的群に比べて年齢が有意に低く,処置室に入室するまでの子どもの行動と保護者の予測において情緒スコア,協力行動スコアが有意に高く,採血中に効果的な対処行動をとれない子どもは処置室入室前から落ち着かず協力的でない行動を示し,保護者も同様に予測していたことが分かりました。また採血中の子どもの対処行動の影響要因として,採血前の保護者の情緒スコアの予測が抽出されました。これらの結果から,採血前に子どもの年齢,処置室に入室するまでの行動,保護者の予測を把握することが重要であることを明らかにしました。

佐藤志保,佐藤幸子,塩飽 仁:採血を受ける子どもの非効果的対処行動の関連要因の検討.日本看護学研究学会雑誌 34:23-31,2011

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